ラバーダムシートとは何でできているの?

 

ラバーダムシートは、
天然ゴム(ラテックス)またはラテックスフリー素材で作られた、
薄くて弾力のあるシートです。

・破れにくい
・お口の形にフィットしやすい
・治療中も安定しやすい

といった特性があり、歯科治療専用に設計されています。
(※ラテックスアレルギーがある場合は、アレルギー対応素材を使用します)

 

■どうやって装着するの?

ラバーダムシートは、次のような手順で装着されます。

  1. 治療する歯の位置に合わせて小さな穴をあける
  2. その穴に、治療する歯だけを通す
  3. 歯の根元に専用の器具(クランプ)で軽く固定
  4. 口の中と治療する歯を完全に分離

これにより、

・治療する歯だけが「ポン」と外に出た状態
・それ以外の部分(舌・頬・唾液)はすべてシートの内側

という、非常にクリーンで安全な治療環境が作られます。

 

■「息が苦しくならない?」という心配について

保護者の方からよくいただくご質問のひとつが、
「ゴムで覆ってしまって、息は大丈夫ですか?」という点です。

結論から言うと、問題ありません。

・鼻で自然に呼吸できます
・口の中が整理されることで、むしろ楽に感じるお子さまもいます
・治療中も常にお子さまの様子を確認しながら進めます

実際には、
お水や唾液が喉に流れにくくなるため、気持ち悪さが減る
というメリットもあります。

 

■なぜ「精密な治療」に欠かせないのか

コンポジットレジン治療は、
ミクロン単位の精度が求められる、とても繊細な治療です。

ラバーダムシートを使うことで、

・唾液・湿気を完全に遮断
・細菌の混入を防止
・接着操作を安定して行える

結果として、

・レジンが長持ちしやすい
・むし歯の再発リスクが下がる
・再治療の可能性を減らせる

という、お子さまにとって大きな利益につながります。

 

■実は「安全装置」としての役割も

ラバーダムシートには、
防湿だけでなく、防護の役割もあります。

・回転する器具が舌や頬に直接触れにくい
・突然動いてしまっても、まずシートに当たる
・小さな器具や材料を誤って飲み込むリスクを減らす

小児歯科治療において、
この「安全装置」としての役割はとても重要です。

 

■手間をかけてでも使う理由

ラバーダムシートの装着には、

・時間
・技術
・お子さまへの配慮

が必要です。
そのため、すべての歯科医院で必ず使われているわけではありません。

それでも登戸こども&おとな歯科では、

「一度治した歯を、できるだけ長く守ること」
「治療中の不安とリスクを最小限にすること」

を大切にし、ラバーダムシートを積極的に使用しています。

 

■保護者の方へ

ラバーダムシートは、
見た目以上に“やさしい治療環境”をつくるための道具です。

お子さまの歯の治療について不安なことがあれば、
どんなことでもお気軽にご相談ください。

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