幼児~小学生の矯正治療の例

治療の流れ

子どもの場合、発育具合を観察するために、長期にわたって通院していただくことになりますが、実際に治療を行う時期は限られています。長い方だと、4歳に相談に来て、永久歯が生えそろう12歳頃までの8年間拝見していますが、実際に効果が得られる時期に装置を使い治療をしたのは、2年間だけということもあります。治療のタイミングの見極めが、非常に大切です。

こちらでは、いくつかの症例を紹介いたしますが、お子さんの状態によって治療の時期や治療方法は大きく異なります。あくまでも、こういう事例があるという参考としてご覧ください。

治療例A:口腔筋機能療法(MFT)の指導とマウスピース型の筋機能矯正装置

小学校低学年 男児

治療計画

低位舌、嚥下時の口唇の習癖異常が診られた為、口腔筋機能療法(MFT)の指導と共に、マウスピース型の筋機能矯正装置、myobrace K1~K3を使用。
1ヶ月半~2ヶ月に一度マウスピース型装置の調整と共に、MFTの指導を行った。

治療期間:2年6ヵ月
治療費用:44万5千円(税込)

治療前

治療中

メリット
費用が比較的安価。
デメリット
患者様が装置を使わないとほとんど効果がない。
大まかな歯並びの改善しかできない。

治療例B:上顎:側方拡大床装置、下顎:6歳臼歯遠心移動床装置

小学校低学年 女児

治療計画

上下顎歯槽基底と歯冠幅径の不調和による上下顎の叢生(歯の重なり)が診られた為、

上顎へ、
側方拡大床装置の使用。
下顎へ、
6歳臼歯遠心移動床装置の使用。

治療期間:6年間
治療費用:44万8千円(税込)

治療前

治療後

メリット
小児期の矯正は非抜歯で済む場合が多い。費用は比較的安価。
デメリット
治療期間が長くなる場合が多い。

治療例C:マルチブラケット装置による非抜歯矯正

小学校高学年 女児

治療計画

上顎前突改善のためマルチブラケット装置による非抜歯矯正を行った。

治療期間:2年7ヶ月
治療費用:66万円(税込)

治療前

治療後

メリット
非抜歯で良好な審美性がみられた。
デメリット
非抜歯だと前突感が残る場合がある。
その後抜歯になると治療期間が長くなる。